RANKING

柚子ジンおすすめ14選
産地・度数で飲み比べ

日本のクラフトジンを世界水準に押し上げたボタニカル「柚子」。当サイト掲載の38銘柄から、受賞歴・地域バラエティ・価格帯のバランスを考慮した14選を、テーマ別グループにまとめて紹介します。すべて各蒸溜所の公式情報で柚子使用が確認できた銘柄です。

最終更新: 2026年5月6日 / 出典: 各蒸溜所公式サイト・World Gin Awards公式・TWSC/IWSC公式

1. 柚子はジャパニーズジンの主役

柚子(学名 Citrus junos)は、日本の食文化に深く根づいた香酸柑橘です。和食の薬味から鍋料理、和菓子まで幅広く使われ、その爽やかで気品ある香りはジンのボタニカルとしても理想的でした。

2016年の「季の美 京都ドライジン」発売以来、ほぼすべての日本のクラフトジンメーカーが柚子の採用を検討してきました。今や当サイト掲載218銘柄のうち38銘柄(17%)が柚子を使用しています。これは単一ボタニカルとしてはジュニパー(必須)に次ぐ採用率です。

柚子の使い方は蒸溜所によって大きく異なります。皮(ピール)の精油を蒸気抽出する手法、果汁ごと浸漬する手法、さらに減圧蒸留で繊細な香りを保護する手法まで様々。同じ「柚子使用」でも蒸溜所ごとの個性が際立つのが、ボタニカルとしての柚子の面白さです。

2. 14選の選び方・比較ポイント

本記事の14選は、以下の客観的指標で選定しています(嘘ゼロ準拠)。

  • 受賞歴: World Gin Awards / TWSC / IWSC / Gin Masters 等の国際/国内コンテスト受賞
  • 地域バラエティ: 北海道〜九州まで、複数地域から選定
  • 価格帯バラエティ: 入門帯(〜¥3,000)〜プレミアム帯(¥7,000〜)まで網羅
  • 柚子の使い方: 「柚子主役型」と「複数ボタニカルバランス型」の両方を含む
  • 入手しやすさ: 各蒸溜所の公式情報で現在販売中の銘柄を優先

「ランキング」の名前を冠していますが、味の優劣を順位付けするものではありません。テーマ別の4グループ(A/王道、B/柚子主役、C/入門、D/個性派)に分けて、用途に合わせて選びやすくしています。

3. グループA:王道(受賞歴あり)5銘柄

国際コンテストで認められた、世界品質の5銘柄。初めて柚子ジンを買うなら、まずはこのグループから選べば間違いありません。

WORLD'S BEST 2024

1. ohoro GIN Standard

ニセコ蒸溜所|北海道虻田郡ニセコ町 / 47% / 700ml / ¥4,500(税別)

2024年 World Gin Awards で Classic Gin部門の世界最高賞を獲得。13種ボタニカルにヤチヤナギ・ニホンハッカ・柚子・ライム・グレープフルーツなど北海道らしい柑橘とハーブを組み合わせた、骨太で透明感のある仕上がり。柚子は4種の柑橘の一つとして調和している。

WGA 2019 GOLD

2. ニッカ カフェジン

ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所|宮城県仙台市 / 47% / 700ml / ¥4,950(税込・参考小売)

ウイスキーの巨匠ニッカが、独自の「カフェ式連続蒸留器」で仕上げる和柑橘ジン。柚子・かぼす・甘夏・シークヮーサーの4種の和柑橘+山椒・林檎で構成される、複層的な柑橘ジン。柚子の存在感が他の柑橘と組み合わさって厚みが出る。

WGA 2020 GOLD

3. 季の美 京都ドライジン

京都蒸溜所|京都府京都市 / 45% / 700ml / 市場実勢 約¥4,500〜¥5,500(オープン価格)

日本初のジン専門蒸溜所が手がける、ジャパニーズクラフトジンのアイコン的存在。11種ボタニカルを「礎・柑・凛・辛・茶・芳」の6エレメントに分けて別々に蒸留→ブレンドする独自製法。柚子は「柑」エレメントの中核として鮮烈な存在感。

IWSC 2025 GOLD

4. 京和漢 DRY GIN FOREST OF KYOTO

森の京都蒸溜所|京都府福知山市 / 45% / 700ml / ¥5,500(税込・公式)

江戸時代の酒蔵を改装した蒸溜所が、26種ボタニカルを4層構成で組み上げた現代和漢ジン。柚子・みかん・山椒・生姜・和漢12種・京都発酵素材を用いた複雑な構成は、IWSC 2025で金賞を獲得。

TWSC 2022・2023 金賞

5. AWA GIN(クリアボトル)

日新酒類|徳島県板野郡上板町 / 45% / 720ml / 市場実勢 約¥5,500

徳島県木頭村産の木頭ゆず(産地ブランドの希少柚子)と、すだち、阿波晩茶、国産山椒。山田錦由来の米アルコールベースで、和食材だけで構成された純和風ジン。柚子の品質と量で群を抜く。

4. グループB:柚子主役 3銘柄

柚子をブランドの中核に据え、商品名やラベルに「柚子」を冠する3銘柄。柚子の香りを最大限に楽しみたい人向け。

6. 油津吟(YUZU GIN)

京屋酒造|宮崎県日南市 / 47% / 750ml / ¥5,500(税込・公式)

名前から英語名まで「YUZU GIN」という、柚子主役を明確に打ち出した宮崎の傑作。9種ボタニカルは柚子をキーに、山椒・生姜・きゅうり・へべず・日向夏で固める。芋焼酎ベースで南九州らしい厚みも。

7. KITAYA CRAFT GIN

喜多屋|福岡県八女市 / 45% / 500ml / 市場実勢 約¥3,500

福岡県八女市の老舗酒蔵が手がける、福岡県産ゆず皮に加え、あまおう・でこぽん・八女産煎茶・玉露・梅・山椒の8種で構成。八女茶の旨みと九州柑橘の組み合わせが個性的。価格対品質比に優れた1本。

8. KOBE GIN YAMA

神戸蒸溜所|兵庫県神戸市 / 43% / 700ml / ¥3,850(税込・公式)

2022年開業の神戸蒸溜所による「山」をテーマにしたジン。有馬山椒・静香園緑茶・柚子・青紫蘇・ジュニパー・楠の6種で構成され、神戸近郊の山の恵みを凝縮。海をテーマにしたUMI(鰹節・海藻使用)と対をなす。

5. グループC:入門・コスパ良 3銘柄

初めての柚子ジン、または日常使いに。¥3,000台で買える柚子ジン3銘柄。

9. 白兎-HAKUTO-(マツイ ジン 白兎)

松井酒造|鳥取県倉吉市 / 40% / 700ml / ¥1,496(税込・公式希望小売)

2025年の世界最高賞「白兎プレミアム」と同じ蒸溜所のスタンダード版。700mlで¥1,496という驚異の価格設定で、9種ボタニカルに鳥取県産梨・ゆずピール・和山椒・玉露・サクラを採用。コスパ最強。

10. SAKURAO GIN ORIGINAL

サクラオB&D|広島県廿日市市 / 47% / 700ml / 市場実勢 約¥2,200前後

創業100年超の中国醸造(現サクラオB&D)が、広島県産柑橘類(柚子・レモン・夏みかん・ネーブル・グリーンレモン)にヒノキ・山椒葉・赤しそ・緑茶を合わせた9種構成。バーで採用率の高い実用ジン。

11. ROKU〈六〉

サントリー大阪工場|大阪府大阪市 / 43% / 700ml / オープン価格(市場 約¥4,400)

サントリーが2017年に発売、ジャパニーズクラフトジンを世界に広めた立役者。桜花・桜葉・煎茶・玉露・山椒・柚子の和素材6種に伝統的ボタニカル8種を加えた計14種。柚子は減圧蒸留ではなく銅製ポットスチルで深い味わいを引き出している(公式記載)。

6. グループD:個性派・プレミアム 3銘柄

ギフトや特別な日に。個性的なテーマ・希少な素材・限定生産の3銘柄。

GIN MASTERS 2024 MASTER

12. 千代むすびクラフト・ジン 因伯人(IMPACT)

千代むすび酒造|鳥取県境港市 / 700ml / ¥3,080(税込・公式)

境港の老舗酒造が手がける、13種のボタニカルのうち地元クロモジを核とした個性派ジン。Gin Masters 2024 Premium部門でMaster Medalを獲得。柚子・八朔の山陰柑橘も使用。

13. JAPANESE CRAFT GIN 熊野

紀州熊野蒸溜所|和歌山県 / 53% / 500ml / ¥5,500(税込・公式)

世界遺産・熊野古道周辺の素材を用いた19種ボタニカルの野心的な構成。吉野杉・南高梅・柚子ピール・温州みかん・すだち・サカキ・真妻わさび・ぶどう山椒など、紀伊半島の自然が凝縮。53%の高度数も特徴。

14. GOTOGIN the origin

五島つばき蒸溜所|長崎県五島市 / 47% / 500ml / ¥7,150(税込・公式最高価格帯)

2022年開業、五島列島の椿の実・つばき茶・椿油搾り粕を主軸にした17種ボタニカルジン。柚子・カカオニブ・アーモンドなど世界的素材も組み合わせた離島発のプレミアム。1本¥7,150の贈答用にも。

7. 14銘柄 一覧比較表

14銘柄を産地・度数・価格で一覧比較。気になる銘柄をクリックすると蒸溜所詳細ページへ移動します。

# 銘柄 蒸溜所・産地 度数 参考価格
1ohoro GIN Standardニセコ蒸溜所|北海道47%¥4,500(税別)
2ニッカ カフェジンニッカ宮城峡|宮城47%¥4,950(税込)
3季の美 京都ドライジン京都蒸溜所|京都45%市場 約¥4,500-5,500
4京和漢 FOREST OF KYOTO森の京都|京都45%¥5,500(税込)
5AWA GIN クリアボトル日新酒類|徳島45%市場 約¥5,500
6油津吟(YUZU GIN)京屋酒造|宮崎47%¥5,500(税込)
7KITAYA CRAFT GIN喜多屋|福岡45%市場 約¥3,500
8KOBE GIN YAMA神戸蒸溜所|兵庫43%¥3,850(税込)
9白兎-HAKUTO-松井酒造|鳥取40%¥1,496(税込)
10SAKURAO GIN ORIGINALサクラオB&D|広島47%市場 約¥2,200
11ROKU〈六〉サントリー大阪|大阪43%オープン価格
12千代むすび 因伯人 IMPACT千代むすび酒造|鳥取¥3,080(税込)
13JAPANESE CRAFT GIN 熊野紀州熊野蒸溜所|和歌山53%¥5,500(税込)
14GOTOGIN the origin五島つばき|長崎47%¥7,150(税込)

※ 価格は記事執筆時点(2026年5月)の公式希望小売価格 or 市場実勢価格。実勢価格は楽天市場・Amazon等のリンク先(各蒸溜所詳細ページから)でご確認ください。

8. 柚子ジンの飲み方

柚子ジンの香りを最大化する飲み方は次の3つ。詳細はジン&トニックの黄金比ガイドもどうぞ。

  • ジントニック(1:3): トニックウォーターはFever-Tree Mediterraneanかウィルキンソンが好相性。柚子の皮を1切れ添えて
  • ストレート・ロック: 47%以上の高度数銘柄(ohoro、油津吟、紀州熊野)は、香りを直接楽しめる飲み方が向く
  • ジンソーダ: 入門価格帯(白兎、SAKURAO ORIGINAL)は、ハイボールスタイルで日常使いに

次に読むなら

本記事について Gin-DBのランキング記事は、各蒸溜所の公式サイトで柚子の使用が確認できた銘柄のみを対象とし、受賞歴・地域バラエティ・価格帯のバランスで14選を選定しています(嘘ゼロ準拠)。「味の優劣」は人それぞれであり、本記事はそれを断定するものではありません。価格は記事執筆時点(2026年5月)の参考値です。20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。